赤ちゃんといえばどんなイメージでしょうか?
よく眠っているイメージではないですか?
家族や友人が出産して面会に行っても眠っていて起きている顔が見れない…そんなことってよくある話です。
では、いつ赤ちゃんは起きているのでしょうか?
レム睡眠・ノンレム睡眠、覚醒期と一日の間でもリズムがあります。
大人は覚醒期が長いですよね。でも赤ちゃんは?
覚醒期もあるのはあるんですが、まだまだ短いです。
生まれた週数が若いほど短いことがわかっています。
子宮の中でぬくぬくと自由に寝たり起きたりを繰り返していた赤ちゃんが、いざ子宮の外に出て
私たちと同じ時間の概念で生活をすることになったとしたら?
今までのサイクルを急に変えられるわけがないですよね。
さて、皆さんのおなかの中の赤ちゃんはいつ胎動が激しいですか?
何時頃によく起きていますか?
生まれた後は、しばらくそのサイクルだと思っていてあげてください。
つまり夜中に胎動が激しい子は夜よく起きていると思って、しっかりと一緒に昼寝してください。
面会者が多かったり、スタッフからの指導が入ったりと入院生活忙しいです。
忙しいからこそ面会者は制限するなどしてしっかりと自分が休める環境を整えましょう。
ただでさえ産後は疲れやすいですのでね。
赤ちゃんは私たちと生活をするにつれ、太陽の光をあびるにつれ、睡眠のサイクルは整っていきます。
時間はかかりますが、少しずつ昼型に変わってはいきます。
さてさて、お母さん自身の生活リズムはいかがでしょうか?
皆さん自身がまずもって良質な深い眠りにつけているでしょうか?
睡眠不足は判断力が鈍りますし、ストレスが溜まりやすく気分も落ちこみやすくなります。
ですのでしっかりと休めていないな、と感じる方は周りの方に協力してもらいましょう。
3時間だけでもしっかりと眠るとかなりスッキリします。
そういう体に産後は変化していますので、育児に慣れない間は授乳と授乳の間だけでもだれかにみてもらうのも良いかと思います。家族がいない場合は一時預かりやヘルパーさん、産後ケアなど使えるものを使いましょう。
母乳の話になりますが、母乳中の成分には赤ちゃんの眠りに深く関係するメラトニンが含まれています。
メラトニンが供給されていると赤ちゃんの睡眠の質がよくなります。
赤ちゃん自身が自分でメラトニンを産生するには3か月以上かかります。
母乳には未知の力がいっぱい含まれていますので、是非母乳もしっかりとあげてくださいね。
黄昏泣きは赤ちゃんの成長段階で起きやすい現象です。
原因はいろいろと言われていますが、原因不明なこともまだまだ。
純粋に浅い眠りの時に起きたり、感情で訴えたかったけれどもう何で泣いているのかわからなくなったり…
最近はコリックと言って消化器官の症状というのも言われています。
あまりにもひどくて便秘だったりガスが出にくい子はコリックをみてもらえる小児科を受診してみるのも一つですね。
確かにずっと泣かれると困りものですが、赤ちゃんの成長の一種だと思いあたたかく見守るのも一つです。