妊娠反応が陽性となってもすぐに病院に行ったところで何も見えないことが多いです。
まだ胎嚢という袋もできていないし中の胎児もできていない…でも数週間の間に細胞分裂が進みいつの間にか成長をしています。
この時の成長のスピードったらすごいですね。
でも助成券を使用しての健診は予定日が決まって母子手帳をもらってから。
初期検査をする時期になってからです。
それまでは流れる可能性が全ての人にあります。
妊娠12週未満の早い時期での流産が多く、流産全体の約80%を占めます。
妊娠の15%前後が流産に至るとの統計もあり、多くの女性が経験するといえます。
私も2度目の妊娠で流産となりました。
8週まで順調に成長していると言われ、予定日を決定し母子手帳をもらいました。
そして、次は初期検査だねーとなって健診に行ったのですが、心拍は止まっており成長も8-9週頃で止まっていました。
ものすごいショック…なんですが、私自分でエコーでこっそり見た時があって、自分で「あれ?心拍ない??」って見てしまってたんですよね。(いくら病院勤めで使えても下からのエコーを自分で見る人はほぼいません。笑)
なので「あー、やっぱりそうか…」という感情が先にきちゃいました。
少し受け入れ体勢があったので、言われてもその時は凹んだりなかったんです。
いや、受け入れられてなかったんだなと今ならば思いますね。
私の場合は稽留流産でした。
"稽留流産とは、胎児は死亡しているけれど、出血・腹痛などの症状がない状態です。
自覚症状がないため、婦人科診察で初めて確認されます。
入院して子宮内容除去手術を行うのが原則ですが、外来で経過を見て自然排出を期待する場合があり、その場合には夜間の出血などの緊急事態が多くあります。
自然経過をみていると進行流産となり出血がはじまり、子宮内容物が外に出てきます。
自然と出てくることを望んだ場合でも、なかなか出てこず手術となるケースもあります。
長く経過観察すると感染し、母体が重篤な状況となることがあるためです。"
私は自然経過を希望しました。
勤め先で診てもらっていたので、勤務中にどうにかなっても対応してもらえるしな〜。
あと、手術に何度も立ち会ってますが…正直自分はされたくないから(病院キラい)。
必要なら仕方ないけど、その時の段階では必要なかったのでね。
しばらーーく自然にみてました。
出血も腹痛もなく、働いて夜勤もしてましたしお産も立ち会ってました。
準夜明けの日に、お腹痛いなーと思いつつ寝てました。
痛くてもね、眠れちゃう感じだったんですよね。
で、起きたらパジャマどころか布団のシーツまで出血。
結構広範囲に流血が…これはアカン!と思ってシャワーしに風呂場へ行ったら拳大くらいの凝血が。
赤ちゃんどこ?!って血の中探したけどそこにはいなくて、ナプキンにチョコンとおった。
爪くらいの大きさで、体はできつつあるけど途中までやった。
白くて可愛いオタマジャクシみたいな感じ。
職場からホルマリン頂いてたので、そこに浸かってもらって日中外来に行き診察してもらいました。
出血がねー、結構ゴロゴロ止まらなくてね。
自分で指つっこんで引っかかってる部分取りたかったけど無理でした。(マネしないでね。笑)
まだ少し内容物(胎盤とか)が残ってたので外来で軽く掻爬(出して)してもらって出血も落ち着きました。
しばらくホルマリン浸けの我が子と過ごしたんですが、気持ちが落ち着いてきた頃に胞衣(えな)業者さんに回収してもらいました。
職場にね、胎盤回収に定期的に来てくれるからね。
胎盤は人体と同じように扱われるから供養もしてくれるのよね。
THE健康優良児な私が(もう児じゃない)流産か…
もちろん赤ちゃんの先天的な何かかもしれないし、私の体が何かあったのかもしれない。
原因はわからないけど、全ての妊婦が結構な確率で体験する流産。
多分しばらく何もせず職場と家の往復で腐ってたんですが、旦那が何か始めたら?と言ってくれヨガに出会いました。
そこから生活を改めなアカンな!と思いました。
流産や不妊の方にも何かしてあげられることはないかなと思い、いろいろ学びに学び、開業する決心がついたんですよね。
流産してなかったら、この年齢で開業するなんて考えてもなかったんですよ。
お腹の子が私の背中をぽんと押してくれたんですよね。
本当に自然に出て来てくれたし、仕事だって1日も休むことなく普通に働かせてもらえるタイミングだったので、とっても良い子でした。(私は休みたかったよ)
「お母さんを選んで生まれてきたよ」
って絵本ありますよね。
とっても短い期間しか一緒におれへんかったけど、人として認定される前に亡くなってしまったけど、選んできてくれたんやな〜ってつくづく思いました。
この子のお陰でわたしの人生はググっと方向を変え動き始めたんですもの。
動画でもその時のことなど話をしております。
誰かの心の支えとなれば幸いです。